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事例研究の感想と考察




おはようございます。



一般社団法人医療・介護・福祉人材マネジメント総研の塚本です。



本日は、私が現在通っている大学院の授業である「事例研究」の感想と考察についてお話できればと思います。















10月の後半より、大学院の授業では医療・介護・福祉現場の事例研究の授業が始まりました。 生徒には、病院関係者から在宅介護、障害、母子、児童まで幅広い職種や立場の方がいます。



授業は、現場の専門職から「事例検討」と「事例研究」の違いがよく分からない、理解できないという話から出発しました。




確かにそうです。私も最初は戸惑いましたが、3回の授業を経て今はざっくりですが違いが理解できるようになりました。 言葉は似ているものの、検討と研究では目的が異なるということです。




専門職が行う事例検討では、最終的にどのように支援をしていくべきか方向性や解決策を決定する、あるいはすでに行われた支援を振り返り、省察することで、次に同じようなケースがあったときには、よりスムーズに、より連携密度を濃くしながら支援ができるようにするというものですが・・・




事例研究では、それぞれの分野の事例を取り上げながら、支援策を導き出すという個々のミクロ的視点でケースを検討するのではなく、ミクロを含む、メゾ、マクロ視点から現状、問題点、そしてリフレーミングをすることで、支援の視野を広げるというものでした。






これは所感では、研究というよりは「拡大分析」という言葉が当てはまるような気がします。あるいは「事例の拡大解釈」でしょうか。






私は専門職ではないため、普段から事例検討することもないので、この事例研究と事例検討の差を理解することができましたが、



普段から事例検討を行い、利用者にフォーカスした支援を行っている専門職の方は、この違いを理解することが、比較的難しかったようです。






この慣れない形式、慣れない考え方、解釈の方法、想像も含め新しく自分の脳を刺激する機会というのは、客観的にみても貴重な時間だと思いました。






私は、組織を支援する立場として中々、利用者を中心においた現場感というの経験することがないので、たくさんの分野の事例を学べたことは良かったです。





 



少し振り返ってみると、どの事例にも共通した「解」や「考え」がありました。



共通していたのは、利用者や患者の長いライフスパンという切れ目のない時間の中で、支援する側の視点として、これまでは「点」で支援していたのではないかということです。




つまり、利用者や患者のライフステージごとに支援する側の立場、職種、業種が変化しますが、ある意味それぞれが、役割を全うすることはぶつ切りの支援だったのではないかということです。




事例研究を通して、これまで「点」で支援していた視点や視座を、これからは一つの「線」や「面」を意識して利用者や患者の人生に携わっていくことを意識すれば、


本来ぶつ切りの支援は考えにくく、ただし、支援者が永遠と同じ人ではないことを考えると、切れ目なく支援するために連携と引継ぎが重要だということが共通していました。






また事例研究する中での特異性として「医療機関」と「介護と福祉」においては、制度と柔軟性という点で違いを感じました。




医療機関=病院に関しては歴史が古く、かつ制度がすでに形式化しているため制度を超えた支援というのが、行いづらい体制なのではないかと思いました。



だからこそ、介護や福祉との見えない厚い壁が存在し、連携が取りづらい、取れたとしても制度的な軸と輪の中で完結させることが優先されるために、柔軟性を必要とする現場とは、感覚に差があるのかもしれません。








正直、事例研究が難しい授業でしたが、現場感と実際の事例を経験値として上乗せできたのは本当に良かったです。



まだまだ、学び足りないですね。







それでは。






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一般社団法人医療・介護・福祉人材マネジメント総研


【事業内容】

1.研修・セミナー

2.実態調査

3.研究と開発

4.人事評価制度の構築


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